てへぺろ系男子sとたまの日々

ゆる系男子達(犬)とたまのなんてことないライフログ

秋を感じる瞬間

 夏のように暑かったり、雨がちだったり、急に寒かったり。「今年の秋はなんかおかしい」「きっと地球温暖化のせいだ」、なんてしたり顔に言ってみても、きっと去年も文句言っていただろうし、ずっとずっと前からそう言っていた気がする。理想的な秋なんて、子どもの頃、はさがけされた稲穂に隠れて遊んだあの日々の、大きな夕焼けくらいしか思い浮かばない。(すごい前、そして結構田舎)。

 それでも今年も秋はやってきた。散歩の道すがら、金木犀の香りがふわりと舞い降りる時。川の堤防に揺れる銀色のススキ。足元に転がるどんぐり。こういう風景にちゃんと気づけたのは、犬たちのおかげかもしれない。彼らは結構(私の生活にとって)役に立っている。感謝の秋である。

 と、散歩を楽しんでいたら、とんでもない秋を発見してくれた愛犬がいましたよ。彼の名はもちろん「永太」。事件は会議室で起きているんじゃない、永太が起こしているんだ!!(古っ)

 夕暮れの散歩。せかす永太とマイペース奏太朗。突然立ち止まり、何かを訴える奏太朗。見ると後足に新鮮なくっつき虫(服や犬にくっついてくる雑草の種子の総称)が。しかも枝付き。折れて落ちていた枝がついてしまったのでしょう。枝付きで嬉しいのは枝豆だけ。こんなものはぽいっだ、と笑顔でとって差し上げる。まだついたばかりだったのか、奏太朗の足に種子が残ることもなく外せました。まだ緑色だけどしっかりくっつくものなのね、自然てスバラシイと見ていたら、そこへ永太がダイブ!

 無事、このような芸術的なお姿になられました(泣)。

 彼的には、飼い主が座り込んで兄ちゃんと何かしている→手になんか持ってる→きっとおやつ→ぼくもいる!という流れだったのではないかと予想。左側の口元にもくっつき虫がたっぷりついていましたから。

 あんたって子は。毛玉できやすい、柔らかい癖っ毛の子が。くっつき虫取るの大変そうな子が。あああ。

 私の辞書の中で、「秋」の項目にまた一つ新しい自然の恵みが刻まれました。アリガトウゴザイマス。くっつき虫しげる秋。皆様も良い散歩ライフをお楽しみください。