タイトルとはうってかわって、昼食完食後のたまです。
本日の昼食はフレンチトースト。卵と砂糖とほんの少しの塩。牛乳はなかったのでプレーンヨーグルトを入れたけど、ちゃんとおいしくできました。しかし、パンを浸したりと作るのは結構時間がかかるのに、食べるのはほんの一瞬。しゅわしゅわっと溶けるように完食。なんだか割りに合わない食べ物だなあ。
さて、我が家のてへぺろ男子達と暮らしはじめてからしみじみと感心したこと。それは、「朝がきた=うれしい!!」という犬たちの反応。
大人になってからの私には、朝が来るなんていうのは呪いのようなものでした。とくに一人暮らしをしていた頃は、一発勝負のデッドエンド目覚ましが鳴ったらゾンビのように起き上がって、朝食もそこそこ電車に飛び乗る。揺れる電車の中で本日の作業ノルマを反芻し、今後楽するためにやっておきたいことや上司の機嫌、同僚の進捗などを想像し、お願いできることや手伝ってあげられることを考える。そんなこんなでやっと人間らしくなっていく。1日をなんとか人間っぽく振る舞い、ヘトヘトになり、余裕があれば友人と飲みに行き、溶けるように眠る。その繰り返し。
いまはまあ、そんなことはないんですが。でも、べつに特別うれしくもないんです、朝がきたって。特に冬なんかは、闇いし寒しい、できれば昼までお布団で暮らしていたい。
けれど我が家のてへぺろ男子たちは違います。夫さんか私が起きれば、永太は喜んで飛び出してきます。尻尾ぶんぶんだけじゃ物足りないのかお尻まで振って、かぶりついてきます。奏太朗だって、尻尾を振り、興奮する馬のようにくるりくるりと回転しながら前足をぱたぱたさせ、満面の笑みで喜んでくれます。朝起きたというたったそれだけで、お祭りがはじまる勢いなのです。
それを見て、なんかこう、すごく尊敬してしまったのです、この子たちを。「生きてるってうれしい!! ついでに飼い主たちも生きてて超うれしい!!」なんて言われた気分になって、こっちまでうれしくなってくるようで。なんか生の原点を手のひらにぽんと置かれたみたい。
この子達に教わることが多いなあ。日々是精進だなあ。と改めて感じる毎日です。