中途半端な田舎生まれ田舎育ちの、たまです。
「君の名は」にでてくる村ほど田舎じゃない。でも、東京は十分夢の国に見える人生を送ってきました。都会で育ちたかったと何度も思いました。この歳になっても、少し、憧れがあります。
だから、田舎への必要以上の憧れはありません。そのかわり、本当に田舎のいいところもちょっとわかる。たとえばこんな道を散歩できること。
アスファルトじゃない道、用水路の土手を歩く。広く長い田舎道なのに、なぜ彼らは押し合いながら先を急ぐのか。
まっすぐ続くあぜ道。奏太朗の笑顔がいつもの散歩の3割増しに見える。
アスファルトじゃないから、足も熱くないね。でっかい鷺に近寄ろうとリードをぐいぐいの永太。
昔からの造り酒屋さんがあるくらい、湧き水の豊富な土地なので、用水の中の水もとってもきれい(写真なし)。
おおらかな空気の中で、のんびりとした散歩。人や犬とすれ違うことも少ないので、てへぺろ兄弟に説教をすることもありません。人工的な音が少なく、鳥や水の音が近い散歩。季節の移り変わりを、足の裏で踏みしめる散歩。これはこれですごくいい。すごく正しい散歩な気がする。いまの私には、すごく贅沢な散歩な気がする。
ああ、すばらしい。田舎バンザイ!!