どうも、たまです。
本日はグルーミング大好き、奏太朗さんのお話。
奏太朗さんが、まだ我が家に来たばかりの頃。借りてきた猫ならぬ借りてきた犬状態で、とにかくひたすらいい子なんだけれど、他人感が拭えなくて。何かしてあげると嫌がりはしない。けれど、甘えもしない。微妙な緊張感がある。
まあ、そりゃあそうですよね。飼い主さんのところから、保健所、預かりさんを経由して我が家へ。ほっとするたびに違う人間の元に置かれるわけですから。またどうせよそにやられるかな。ここにいるためにもいい子でいなきゃなってなりますよ。ご飯くれるし怖いことはしないけれど、信じたりしてはいけない。信じて、裏切られるのはもうたくさんだ。だから自分からなにかしてもらおうなんて思わない。甘えようなんて思わない。私なら絶対そう思う。
そんな奏太朗と仲良くなりたくて、でも無理に構うのもなんか違うなって思って。でも喜んでくれることをしてあげたくて。
毎日、けっこう長い散歩をしました。新しい道に連れて行くと、嬉しそうに歩くから、今日はこっち、明日はあっちと、近所中歩き回りました。
そしてもうひとつ喜んでくれたのがブラッシング。
子どもの頃から今まで、シングルコートの犬しか飼ったことがなく、ブラッシングを好む子はいなかった。でも、豚毛ブラシでといてあげると、すごく喜んでくれて。全身くまなくブラッシングさせてくれて、膝の上でくつろいでくれる。あの緊張感がどこかに消えていって、あんなに他人行儀だった奏太朗が「もうおしまいなの?」ってまんまるお目目で見つめる。もうたまんない。いつまでだって、いつまでだってブラッシングさせていただきますよ〜。
現在は抜け毛対策もあって、ラバーブラシでグルーミング。
きもちよさそうに膝のうえに広がるので、お腹までしっかりブラッシング。本日のご機嫌はいかがですか? おかゆいところはございませんか?
ブラシ嫌いの永太さん(毛玉できやすいうえにブラシ嫌い。スリッカーブラシとか痛いもんね。いろいろためしているけれど、どれも好きじゃないみたい。)は、ときおり不思議そうな顔で兄ちゃんを見つめて、いそいそと逃げていきます。
ねえ、奏太朗。これからもブラッシングしてあげるからね。何度でもしてあげるから、安心して甘えてね。