てへぺろ系男子sとたまの日々

ゆる系男子達(犬)とたまのなんてことないライフログ

川の歴史は減災のみちしるべ

 昨日の夕方散歩は19:00過ぎに行ってみました。どうも、たまです。

 太陽の沈んだ空がほんのり明るく、川を渡る風がここちいい。昼間に土手の草刈りが行われたらしく、刈られた草がもう乾いて、青い匂いが鼻先をかすめていく。

 犬のみなさんも楽しそうに進みます。

 さて、我が家の裏は川です。この川、十数年前の豪雨で大きな被害をだしました。堤防が切れたり乗り越えてしまうような量の水が流れてきて、広範囲が浸水し、のちに激甚災害に指定されました。幸い私はまだここに住んではおらず、しかも偶然風邪を引いて休んでいたので、帰宅困難にも巻き込まれずにすみました。

 水害の被害に遭わないためには、川や土地の歴史をちゃんと知ることが大切だとあらためて思いました。

 たとえばうちの裏の川。実は自宅より2kmほど上流が出発点。そこには洗堰があります。江戸時代、お城の裏を流れる川がよく氾濫するので、その氾濫を抑えるため、洗堰と新しい川を作り、そちらへ流すことで城下を守るという仕組みを作ったのです。

 ではそのお城の裏の川はどこから流れてくるのか。隣県の山が源流のようです。つまり、この源泉や流域で大雨が降れば、たとえ我が家に雨が降らなくても洪水はおこる。

 数十年前の豪雨の後、自治体もがんばってくれました。洗堰をきちんと整備しなおしたり、隣の高校のグランドの地下に水を貯める施設をつくったり、堤防を強化したり。そして私は今ここに住んでいる。

 みんながみんな、水害や津波地震の被害にあわない場所に住めるわけじゃない。海のそば、山の上、崖の近く。地盤の強弱、地下水の量など、目に見えない条件もあるでしょう。狭い日本の中で、安全で便利な土地は限られています。だからこそ、その場所で、どれだけ安全安心に住めるか。そのための努力は常にし続けなければいけないのかな。防災グッズの準備も大切。そして、土地を知ることで、さらに減災はできるかもしれない。そんなことを考えたここ数日でした。

 さきの豪雨で被害に遭われた方、また今も苦しい状況にある方、全ての方々が、一刻もはやく平穏を取り戻せますように。そして、以前よりも素晴らしい未来がありますように。

 

 

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