動物を見ていると、ついついアテレコしたくなってしまう、たまです。
このクセ、一番発揮されるのは、水族館です。水槽を泳ぐベルーガなんて、何時間でもアテレコしてられるんじゃないかと思う。
以前は年間パスポートを持っていて、暑いからとか寒いからとかいっては、空調の快適な水族館に入り浸っていたものなのです。ま、最近は水族館など、とんと行ってはいないのですが。
で、アテレコ癖は変わらない私の、最近お気に入りなのがコレです。
このドラマ、古田新太演じる岩切組長の愛犬チワワ「昌三さん」がとっても可愛いんです。
ドラマ本編でがっつりストーリーに絡んで出演、というわけではないのですが、ちらりちらりと登場するたび、その溢れそうなお目目がすごーく物言いたげなのです。
で、そのアテレコの内容なのですが、なぜか基本が「ムロきらい」「ムロ
いやー」なんです。なぜかそう思っちゃう。
エンディングバックは、夕暮れの海岸を岩切組長に半歩遅れて歩くムロツヨシ。手には昌三さんのリード。とっても綺麗な映像なのですが、犬飼いとしては大変気になることが。それは、この二人と一匹の並び順と距離感。いや、もっと具体的に言うとムロツヨシと昌三さんの距離感。
一番波打ち際を歩くのが昌三さん。リードを持つムロツヨシからはしっかり離れて歩いている。打ち寄せる波。波を気にせず悠然と歩く岩切組長。波が寄せる海。ムロツヨシの方に寄れば濡れずに済むのに、近寄る気配を見せない、きちんと距離をとって歩く昌三さん。やがて小さな昌三さんにザブンと打ち寄せる波が足元を洗う。それでもなお、ムロツヨシに近寄ることのない昌三さん。
私の経験上、よっぽど海に慣れた犬以外は、波打ち際は嫌がる気がするんです。特に小型犬は。
細かいことを気にしない、あの永太でさえ嫌がる波打ち際。
それをあの小型犬の鏡みたいな昌三さんが、喜んで波に濡れるとは思えない。ってことは、昌三さんにとって波>>ムロツヨシなのかなあと。
そう思ってみると、ドラマ本編でもムロツヨシに冷たいそぶりの昌三さん。岩切組長に抱っこされてるときはそんなことないのに。
永太さんは特に、家族以外の人を苦手としているので、他人に囲まれると「魂ここにあらず」みたいな顔をします。
以外と犬って、正直だよね。まあ、だからこそアテレコするのがたのしいのですけれども。
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