涼しくなって、うれしいたまです。
なぜ嬉しいかって? そりゃあ、てへぺろ兄弟と私の距離がぐぐんと縮まってきたことですよ。
最近「夫さんっ子」ぶりを発揮しまくっていた永太。なにかってーと夫さんにぺったりしちゃって、私のことなんて眼中にない感じ。
そもそも、永太のごはんを測って用意したりトイレを掃除したりするのは私です。散歩だって平日は私が連れていくのも私。永太の生活の大切なところは、たまが面倒をみているんですよ。夫さんはバディかもしれないけれど、私にだってもう少し愛情を持って接してくれてもいいんじゃない? っていうか、愛しておくれよー。
と、最近ジェラシーをむき出しにしていた私に朗報です。
涼しくなったおかげか、永太が私の膝に乗ってくれることがぐーんと増えました。ぐふふふふ。
あっ。変態感でてしまいましたね、すみません。でもですね、お膝に乗ってくれるだけじゃなく、私への愛もちょっと回復したっぽくてうれしいのです。撫でれば目を細め、ぺったりと寄り添う永太。ああ、かわいい。
ただし。
そんな至福の時間も長くは続きません。だって、お膝の上でじっとしているのはまだまだ暑い。
「ぷう」とため息を吐いて走り去っていく永太。そしてひんやりとしているであろう床にパタリと倒れこむ。
ああっ、永太。待って、行かないで。でも涼しくもしてあげたい。幸せにしてあげたい。ひんやりさせてあげたい。でもなでまわしたい。うーん。でもでもここはと、ぐっとがまん。
寒いのは苦手です。でも、てへぺろ兄弟とこころおきなくいちゃいちゃできる季節がまたやってくる。そう思うと、ちょっとだけ待ち遠しい気がします。
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