てへぺろ系男子sとたまの日々

ゆる系男子達(犬)とたまのなんてことないライフログ

江戸の犬

 長沢蘆雪が大好き、たまです。

 何年か前、名古屋で開かれていた美術展で、この絵に出会ってぞっこんホレました。

www.tjapan.jp

 この、牛のかたわらにちょこんと座る犬! 

 いや、犬っていわれなきゃ、犬かどうかわからない、とにかくとぼけたこの生き物。かわいい。かわいすぎる。

 江戸時代の子犬の絵って蘆雪の師匠円山応挙のもそうなんだけど、なんだかこういう耳が小さくてころころしてるのが多い気がする。当時はいったいどんな犬を飼っていたんだろ? やっぱり日本犬の代表、柴犬みたいのかなあ。でも、全然絵と似てない。うむむ。

 あっ。お金持ちはやっぱり「狆」だよね。ということでWikipediaをちらり。すると「江戸時代には小型犬=狆と呼ばれていた」って書かれてる。

 で、今度はぐーぐる先生に「狆」と入力して画像検索。あー、似てる。応挙の絵そっくりのこがいっぱい。

shae-bear.com

 江戸時代、狆が大ブームになったこともあるらしい。繁殖施設もあったって。犬公方綱吉も愛したって。当時は犬も放し飼いがメインって。狆は奥座敷にいるだけじゃなく、意外と庶民の目に触れるところにいたのかもね。そもそも「生類哀れみの令」って、極端な物も多いけれど、今の世の中に通じるいいこともいっぱい書いてあったのね。綱吉も犬の保護施設(諸説あるしいろいろな目的もあったことは考えればまあそうかなあともおもう)作ったりしてるし。

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 奏太朗は我が家の大事な犬。絶対にだれにもやらん!

 興味赴くままに生類憐れみの令を読んだら、なんだかいまとかわらないこともおおかったりして、ちょっとしんみりしてしまいました。

 

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