てへぺろ系男子sとたまの日々

ゆる系男子達(犬)とたまのなんてことないライフログ

なみなみと

 自宅から徒歩数秒のショッピングモール(都会ならきっと、こういうのが商店街だったりするのだろうか)が、改編期なのか、続々とテナントが閉店していって淋しい、たまです。

 日に日に白い壁が立つゾーンが増えていく。HPでは「春から夏にかけてリニューアル予定、お楽しみに!」的な告知が出ているので、きっと前向きな閉店なんだろうけど。それでも見慣れない白い風景に、心がざわざわする。

 都心からちょっと離れると若年人口がグッと減り、数十年前とは様変わりした、乾いた寂れ方をした街を、私はよく知っている。そして、ここもそうなってしまうのではないかと不安が押し寄せる。

 不安といえば。応援している、というか気にかけているサッカーチームがありまして。昨年末、色々ゴタゴタがあり。チームのことなんて全く知らない人たちから、SNS上(だけではないな。マスコミも含めて)ボロクソに言われ。主力選手が次々とチームを去り(多くの選手が移籍先でとびっきり良い背番号をもらっていて、よかったとホッとしている。彼らの幸せを心から祈っている)。ここ数日、やっと一部の選手の契約更新のニュースが出てきたものの、まだ昨年大活躍してくれた選手たちの動向の発表はなく。ゴタゴタの総決算もまだで、暇つぶしに石ころを蹴飛ばすような感覚でチームを貶され。

 そんな状況に、私の気持ちがざわざわと不安に怯えている。いや、そこまで深刻じゃない。応援はしてるけど、所詮当事者じゃないし。直接関係のある人たちは、ほんとうにお気の毒だとおもう。

 そうはいっても。近所のショッピングモールで、新たな店舗改装のために職人さんたちが集結して裏でなんやかんやしているように、そのサッカーチームの中の人たちだって、もう次のシーズンのことを詰めているんだろうな。ちょっと同じリーグの他チームと比べると遅れてはいるけどさ。発表のない選手たちだって、契約の関係でオープンにできないでいるのかもしれないし。残ってくれるにせよ、他チームにいくにせよ、もうとっくに笑顔でボールを蹴っているのかもしれない。

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 ちなみにその訳詩の前段階を。

「この盃を受けてくれ どうか、なみなみ注がしておくれ」

 人生いつかはさよならしなくちゃならない時がくるわけで。それをただ嘆いていてもしかたない。桜が咲いている今、いっしょにいられる今を大切に、なみなみとこの想いを注ごう。

 

↓唐代の詩人于武陵『勧酒』でした。物知り奏太朗に、本日も応援のクリックをお願いします。

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