てへぺろ系男子sとたまの日々

ゆる系男子達(犬)とたまのなんてことないライフログ

寒さによる犬と人の関係

 季節外れの台風一過。強い風のせいか、体感温度もぐっと下がってきました。朝晩の散歩に上着は必須アイテム。寒いのが苦手な私にとって、大変厳しい季節が迫ってきています。そういえばここのところ、奏太永太による『飼い主の膝』争奪戦が激しくなってきていて、「もう、二人でとりあいっこしないで仲良く乗りなさい」なんて機嫌よく撫でてやったりしていたのだけれど、あれは暖を取りたかっただけなのかもしれない、と今更気付く。鈍いぞ自分。自惚れるな自分。涙を拭いて、強く生きていこう。

 まあ、いいんですよ。彼らにとって飼い主は、心地よい温度で温めてくれる床暖房くらいの認識でも。私だって寒い冬は、彼らのことを「生きてる湯たんぽ」サイコーって思うことがあるんだし。ギブandテイク。あるいはwinwinの関係ってやつです。

そろそろ、冬服作ってあげなきゃだよね。ああ、めんどくさいなあ。いや、その前に、人間の衣替えが必要だ。まだ引き出しには半袖が詰まっている。そこから片付けていかねば。でも膝の上には永太がいてぬくぬく暖かい。これ、下ろしたら寒いよなあ。足元で毛布にくるまって寝ている奏太郎も起きちゃうよなあ。動きたくないなあ。いっそ、みんなで冬眠しちゃえたらいいのに。なんてグダグダ。

 また明日、がんばります。だから今日みたいな冷える夜は、この温もりを大切に。

 

秋を感じる瞬間

 夏のように暑かったり、雨がちだったり、急に寒かったり。「今年の秋はなんかおかしい」「きっと地球温暖化のせいだ」、なんてしたり顔に言ってみても、きっと去年も文句言っていただろうし、ずっとずっと前からそう言っていた気がする。理想的な秋なんて、子どもの頃、はさがけされた稲穂に隠れて遊んだあの日々の、大きな夕焼けくらいしか思い浮かばない。(すごい前、そして結構田舎)。

 それでも今年も秋はやってきた。散歩の道すがら、金木犀の香りがふわりと舞い降りる時。川の堤防に揺れる銀色のススキ。足元に転がるどんぐり。こういう風景にちゃんと気づけたのは、犬たちのおかげかもしれない。彼らは結構(私の生活にとって)役に立っている。感謝の秋である。

 と、散歩を楽しんでいたら、とんでもない秋を発見してくれた愛犬がいましたよ。彼の名はもちろん「永太」。事件は会議室で起きているんじゃない、永太が起こしているんだ!!(古っ)

 夕暮れの散歩。せかす永太とマイペース奏太朗。突然立ち止まり、何かを訴える奏太朗。見ると後足に新鮮なくっつき虫(服や犬にくっついてくる雑草の種子の総称)が。しかも枝付き。折れて落ちていた枝がついてしまったのでしょう。枝付きで嬉しいのは枝豆だけ。こんなものはぽいっだ、と笑顔でとって差し上げる。まだついたばかりだったのか、奏太朗の足に種子が残ることもなく外せました。まだ緑色だけどしっかりくっつくものなのね、自然てスバラシイと見ていたら、そこへ永太がダイブ!

 無事、このような芸術的なお姿になられました(泣)。

 彼的には、飼い主が座り込んで兄ちゃんと何かしている→手になんか持ってる→きっとおやつ→ぼくもいる!という流れだったのではないかと予想。左側の口元にもくっつき虫がたっぷりついていましたから。

 あんたって子は。毛玉できやすい、柔らかい癖っ毛の子が。くっつき虫取るの大変そうな子が。あああ。

 私の辞書の中で、「秋」の項目にまた一つ新しい自然の恵みが刻まれました。アリガトウゴザイマス。くっつき虫しげる秋。皆様も良い散歩ライフをお楽しみください。

 

絶賛トレーニング

※本日のブログは大変長くなります。

 永太のトイレトレーニングを本格的にはじめて、はや二週間。成果はまあ、遅々としております。

 正直、トイレトレーニングを舐めきっていたわけですよ、私は。なんせ、奏太朗さんは、失敗したの一日だけでしたから。(我が家初日でトイレの場所がわからず&グリーンのフサフサ絨毯が草原のように思えていたしかたなくといったところか)。二日目からは、お互いのトイレの趣味がわかり、足上げokのトイレ設置やトイレシートの変更(それまで消臭重視の青を使っていましたが、奏太朗さんのお好みは清潔感あふれる純白であることが判明)など、紆余曲折はありつつもパーフェクトな日々を過ごしていたわけです。

 そして、満を持して永太さんの登場です。トイレの場所を教え、洗面所にも仮設トイレを設置し、時には一緒に長期滞在も厭わず。兄ちゃんであるところの奏太朗も非常に協力的で、弟の目の前で優等生なトイレの使い方を毎日披露してくれます。バックアップ体制は十分。あとはお前の頑張り次第だよ永太!と一ヶ月ほど頑張ってみましたが、うまくいきませんでした。惨敗です。がっくり。

 敗因はまあ、いろいろありますが、大きくはこの二つ。

問題1

永太の今までの生活パターンがわからない。

 我が家に来てからは朝晩二回のお散歩というパターンができましたが、我が家に来る前(以前の飼い主の育てかた)がわからない。「トイレはしたい時にしたい場所でする」主義の犬に育っていた模様。この主義を変えていただかなくてはならないという大仕事が待っていたわけです。

問題2

怒られるということの意味がわからない。

 声をかけられる。褒められる。こういうことが嬉しいと感じられる、まっすぐな心根を持った良い子なのです。そしてそれと変わらないくらい怒られても嬉しい。何があっても、好きな人がこっちを向いててくれるだけでたまらなく嬉しい。きっと今まで怒られたり、怖い思いをしたことがないんだろうな。それは彼にとって幸せなことだったと思うけれど、このままじゃいかん。世の中にはダメなこともたくさんあるのだよ。

 

 こういうことが、保護犬のムツカシサてやつなのでしょうか。むむむ。でも負けません。これがあるから嬉しさ愛しさもひとしおなのです。

 

改善1

トイレをサークル内に設置し、朝ごはん後はそこへ誘導。

 これを2週間ほど行って来たわけです。もちろん奏太朗 のトイレデモンストレーション付き。トイレ使えたら外に出られるよ、と身をもって教えてくれる兄ちゃん。もちろん永太もトイレが使えれば外に出られます。

 

改善2

トイレ使用後はオーバーアクションで絶賛&おやつ(&散歩)

 怒られても嬉しいなら、褒められてもっともっと嬉しい!になっていただきましょう作戦を実行中な訳です。飼い主たるもの、恥ずかしがってはいけません。できた子には恥もてらいもなく大絶賛します。そして、二人とも報酬を差し上げます。

 

 初めは怪訝そうだった永太。次第に閉じ込められ、ひとりぼっちにされることが嫌だと思うようになって来たようです。夕方までトイレを我慢されるとこちらも根負けして「ワンパク万歳、おばか上等、トイレなんか使えなくても幸せにいきていけるさ」なんて無鉄砲なことも思ってくじけそうになる日々。それでも、なんとか、時間はかかるけれどもトイレを使うようになり(でも偶然かもね)、本日、トイレ誘導後すぐに使うことができました!!

 めでたい、めでたいよ!!もうお赤飯炊いちゃおうかしら。(いや、今夜はカレーです)奇跡じゃないよね。明日もできるよね、永太?

 またひとつ、家庭犬の階段を登った永太。ありがとう。大好きだよ。これからも、あなた(兄ちゃんも)のこと絶賛していくからね。もっと喜んでもらえるよう、絶賛のバリエーション増やすし練習も怠らないからね。あなたはトイレのトレーニング。私は良い飼い主となるトレーニング、二人三脚?いや、足はもっとあるな、とにかく一緒に頑張っていきましょう。