てへぺろ系男子sとたまの日々

ゆる系男子達(犬)とたまのなんてことないライフログ

非常食

 macの日本語変換に戸惑い続け、ようやく「ライブ変換」を発見し、無事OFFにすることができたたまです。(なんのこっちゃ。でもすごくうれしくて。)

 

 さて、話は前回の続き→

tamanohibig.hatenablog.com

 

 趣味の家捜しに邁進する永太さんは、とうとう出会ってしまったのです。魅惑の箱。禁断の果実。それは「犬のごはん箱」。

 この箱は、出し入れしやすいよう、ごはんを食べる場所のほど近くにずっとありました。蓋がきっちり被っているし、両縁にはハンドルもついていてばちんとロックできるタイプのものでなので、いままで誰も手出しはしませんでした。わたしは、犬には開けられない箱だと信じていたし、奏太朗も永太もなんの興味も見せていませんでした。

 けれどある日、わたしの留守中に、永太がこの禁断の箱に手をかけたのです。

 玄関マットの上にぽつんと残されたごはんのビニル残骸(我が家ではそれぞれの1食分ずつをビニル袋で区切って、1日分ずつまとめて保管しています)。呆然とするわたし。飼い主の帰宅にはしゃぐお腹パツパツの永太。その永太のまわりを説教でもするかのようにぎゃうぎゃういいながら走る奏太朗。

 その後は、お片づけ&永太説教ですよ。もちろん。

 幸い、ビニルの破片を飲み込んではいない模様(残骸チェックの上推論)。ただし彼は、二匹の2.5日分を(たぶんひとりで)完食しておりました。食べ放題。ブッフェパーティー大開催。いやっほーい。もちろん当日は晩御飯抜き(あきらかに食べ過ぎ)の刑に処せられました。

 そして驚くべきことが判明しました。なんと永太さんはごはんを貯金(貯食?)していたのです。1日分をわたしの枕の下に。もう1日分はソファのクッションの下に。

 すごい。すごいよ永太。わたしは子供の頃から犬とけっこう親しんできたけれど、そんな犬っぽいことした子はひとりもいなかったよ。食べきれなかった骨を穴掘って隠しておくみたいな、本能残してるなんて、偉いな〜。

 

 と、感心してばかりもいられません。禁断のごはん箱は置き場所を変更し、再発防止に努めています。しかし、先日キッチンに置かれれいたみかん(袋に入っていたので、袋をひっぱって落としたのでしょう、たぶん)を盗まれ、器用に皮を剝いて食べられてしまったことを、ここにご報告しておきます。そうそう、もちろん貯食されていましたよ。半分食べたみかんが、ソファのひざ掛けの中に。気付かずにちょっと踏んでしまいましたよ(泣)。でもいいんです、それは。洗濯すれば落ちるし。ただ怖いのは、その貯食が万が一、まだ発見されていないなんてことがあったらもう。特にそれが「なまもの」だったとしたら。とても恐ろしい!!

無邪気な悪魔

 ここ数週間は何かと忙しくて。

 買ったばかりの洗濯機が給水終了状態から突然ストライキを起こし、電源すら入れさせてくれず、洗濯物は無残濡れたまま救出を待つこと4日間、とか。本当に夏じゃなくてよかった(カビたりしなかったし、新たに溜まった洗濯物も、手洗いしたりなんだかんだでしのげたし)。サービスの方に来ていただき、基板交換。無事再始動いたしました。洗濯機のありがたみを噛み締める日々でした。

 その他諸々。外出もしつつ仕事も細々とこなしつつ。あれ、何が忙しいのかな?と考えた結果、この方のおかげだと気付きました。

 無邪気な悪魔、好奇心に素直な男こと永太さんのおかげです。ありがとうございます。

 そうです彼は、飼い主が見えなくなると家捜し(引っ越す家を探してくれるわけじゃありません)をおっぱじめるのがライフワークなのです。もうおちおち風呂にも入って入られません。最初に被害にあったのはペンなどの文房具類。一番ダメージがでかかったのはペンタブ用のペン。ブラシやカメラキャップ、トイレットペーパー、綿棒などの衛生用品、キャンドル受けなど、手当たり次第、なんでもガジがじテイクアウト。ついでにゴミ箱もひっくり返して遊んじゃうよ!紙ゴミ大好き。ビニールたーのしー。

 飼い主だって、対策はするわけですよ。犬の届かない高い場所に置いたり。ところが彼は賢い。届かないはずのところまで上がってくるんです。ゴミ箱や、空気清浄機を踏み台にして。イスに飛び上がったら、デスクの上はワンダーランド。行動範囲が猫並みに広い(高い?)。

 もう、ここまで来たら知恵比べです。こっちだって負けじと対策を打ちます。ゴミ箱を台所用の上から押すタイプの大きいものに変えたり、空気清浄機にネコヨラズ(100円で買える突起のついたマット)を敷いたり。イスは使わない時はデスクに上げておきます。もちろん、過去にいたずらされた場所は再使用禁止。収納容器も順次買い換え。

 年末の大掃除を前にして、我が家の収納計画は大幅な見直しを迫られています。ううっ。負けないぞ。

 

寒さによる犬と人の関係

 季節外れの台風一過。強い風のせいか、体感温度もぐっと下がってきました。朝晩の散歩に上着は必須アイテム。寒いのが苦手な私にとって、大変厳しい季節が迫ってきています。そういえばここのところ、奏太永太による『飼い主の膝』争奪戦が激しくなってきていて、「もう、二人でとりあいっこしないで仲良く乗りなさい」なんて機嫌よく撫でてやったりしていたのだけれど、あれは暖を取りたかっただけなのかもしれない、と今更気付く。鈍いぞ自分。自惚れるな自分。涙を拭いて、強く生きていこう。

 まあ、いいんですよ。彼らにとって飼い主は、心地よい温度で温めてくれる床暖房くらいの認識でも。私だって寒い冬は、彼らのことを「生きてる湯たんぽ」サイコーって思うことがあるんだし。ギブandテイク。あるいはwinwinの関係ってやつです。

そろそろ、冬服作ってあげなきゃだよね。ああ、めんどくさいなあ。いや、その前に、人間の衣替えが必要だ。まだ引き出しには半袖が詰まっている。そこから片付けていかねば。でも膝の上には永太がいてぬくぬく暖かい。これ、下ろしたら寒いよなあ。足元で毛布にくるまって寝ている奏太郎も起きちゃうよなあ。動きたくないなあ。いっそ、みんなで冬眠しちゃえたらいいのに。なんてグダグダ。

 また明日、がんばります。だから今日みたいな冷える夜は、この温もりを大切に。