てへぺろ系男子sとたまの日々

ゆる系男子達(犬)とたまのなんてことないライフログ

てへぺろ健康診断

 雨が降る温かな朝。静かな月曜日。どうも、たまです。

 

 さて、てへぺろ兄弟が燦然と輝く、主役の週末の話。

 秋になったら行こうと思っていたワクチン接種。

 接種前に獣医さんがちょろっと健康診断してくれる(健康でワクチンを打つに耐えられる体か確認するためね)ので、春は狂犬病フィラリア、秋はワクチンという二段構えにしています。もし何か心配なことがあったら相談もできるしね。

 いつもの病院へ行き、駐車場に車を停めると、気配を察した奏太朗がぷるぷる震えだす。それにひきかえ、細かいことを気にしない永太は車を降りただけでごきげん。

 待合室に入るとこの余裕のなさ。

 では永太は?

 あら。舌を出して興奮してる。あなたでもここがどこだか覚えているのね?というか、病院、好きじゃないところだって思うのね?ちょっと意外。

 

 この日は他の患者さんもいなくて、先生とのんびり健康相談もできて、(飼い主にとっては)いい日でした。おっと、恒例の体重発表!

 奏太朗、2.6kg。ちょっと増えたね。というか、過去最重量。

 永太、3.88kg。こちらも増えました。ただ、増えた度合いは奏太朗より少し控えめ。

 ま、体重はいいんです。どんなに重くなったって。問題は、健康的な肉付きかどうか。先生に触診でおしえていただきます。

 ふたりとも、くびれは、ある。肋骨も、触れる。現状は健康的といえるけれども、ここらあたりを上限と考えた方がいいでしょう、とのこと。

 先生の診断を元に、奏太朗の一回の食事量はあと2g減らすことにします。(永太はまあ、そのままで)。あと、奏太朗は歯石がびっちり(最初の一年は頑張ったんだけど、永太がきてからサボり気味になり、気づけばびっちり)なので、春に血液検査をして、異常がなければ歯石とりをしてもらうことになりそうです。すまん、奏太朗。

 ということで、主役のお二人は健康状態もよろしく、すばらしい!ワクチン接種も無事済み、健康診断もしてもらえ、冬への備えはばっちり。

 これからも毎日、すばらしい主役でいてください。ということで、健康診断編はおしまい。さあ、冬がはじまるよ。

 

↓飼い主以外は触らせない永太が、唸ることもなく健康診断を受け(震えてはいるけど)、注射も打たれる姿に感動した飼い主に、「本日も読んだよ」のクリックをお願いします。

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てへぺろ兄弟でもわかるカラヴァッジョ

 ここのところ、ものすごーく読んでいただけていないブログ主、たまです。

 忙しさにかまけて、特に意味のないブログばかりを書きなぐっていたのですから無理もありません。やはり、手を抜くとバレますね。

 そもそもブログなんて時代遅れなわけですし。せめて役に立つこと、得する情報、面白い内容がないと読んではもらえない。せめて、「へー、知らなかった」と思う程度のことは書いていなくては。

 心にもない感嘆を、簡単にするな。

 

 ということで、私にできること。

 私は何か興味が沸いたことを調べたり、それをなんとなくわかった気になるように説明するのが比較的好きです。なので、それをちょっとブログでやってみようかな、と。

 第一回はカラヴァッジョについて。

 先日見てきたカラヴァッジョ展で、気になったことなどをちょっとまとめてみようかと。

 ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ。生粋のイタリア人。ミラノに生まれ、ペストから逃れるためにカラヴァッジョ村に避難するも父死亡。ミラノに戻りが画家修行を積み、そこで喧嘩沙汰を起こしてローマへ逃げ出す。

 当時のローマは、ローマカトリック教会プロテスタントに対抗すべく改革を行なっていて、カトリックの教義を補強するようなキリスト教美術品を求め、教会の改修なども行われていました。仕事あるところに芸術家は集まる。名声をあげようと殴り込みをかける画家のなかの一人に若きカラヴァッジョもいたのです。

 当時のローマの美術の主流派は、盛期ルネサンス(ミケランジェロたちの時代)後のマニエリスムの時代。ミケランジェロらの手法にこだわり、誇張された肉付けや派手な色使いの絵で、当時の人々にも時代遅れと思われていました。

 カラヴァッジョは精密な写実表現と寓意を、強烈な明暗法で浮かび上がらせ絵画で、人々に驚きをもって迎えられました。やがて人気画家になったカラヴァッジョには教会装飾や有力者からの絵の注文が次々舞い込みます。

 しかし、カラヴァッジョ本人は放埓な言動を繰り返し、とうとう殺人を犯してしまう。それまでの喧嘩っ早く不品行な行いの数々にパトロンたちもあきれ見放し、カラヴァッジョは指名手配(見つけ次第殺してOK)となり、ナポリに逃げ出します。

 ナポリでも画家として成功を収めるもマルタ島へ移動。絵画を評価され、憧れのマルタ騎士団の一員となるも、仲間内で喧嘩をして逮捕、騎士団から除名。脱獄して逃避行開始。ただ、その絵を欲しがる人は多く、お金に不自由することはなかったとか。

 ただ、敵対者に狙われる日々で、眠るときも完全武装をしていたともいわれています。ローマ教皇に赦しを得てローマに戻る望みを叶えるため、何枚かの絵を描き、船で北上するも途中で逮捕され、船にも先立たれ、失意のうちに熱病で死んだと考えられています。

 カラヴァッジョの描く絵は、舞台演劇のスポットライトを当てたような劇的な表現。そのワンシーンがとても計算し尽くされて巧妙で効果的。

 絵はそんな冷静と情熱を持ち合わせているのに、本人はといえば何度も喧嘩をしてはその地にいられなくなるというなんともお粗末な人生。それでも、その逃避行の先々で絵を描き、様々な人にその手法を認められ、バロック芸術のきっかけとなりました。とはいえ、その名声は、死後あっという間に廃れてしまう。ま、日頃の行いが悪すぎて画家仲間には嫌われていたし、弟子はいなかったし、本人が絵の技法について特に書き残したり伝えようとしていないから、真似をする人は現れても引き継ぐ人はいなかったから仕方ないのかな。でも、この後の画家フェルメールレンブラントにも影響を及ぼしているんじゃないかなと思わずにはいられない作品群。本当に、才能たっぷりなのにどうして喧嘩に明け暮れちゃうのさ。勿体無さすぎるぜ、カラヴァッジョ!

 という、波乱万丈なカラヴァッジョさん。名古屋では12/15まで。その後は大阪でも公開されます。特に「ゴリアテの首を持つダビデ」は名古屋だけでの公開なので、ぜひ名古屋市美術館で、本物と向き合ってみてください。

www.art-museum.city.nagoya.jp

 

↓ うーん。長いかなあ。このシリーズ、何回かやってみるけど、長すぎて読んでもらえないかも。どうか、応援のクリックをお願いします。

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平日の美術館「カラヴァッジョ展」

 先日髪を切ったのですが、その新しい髪型が誰かに似ている…と考えること1.5日。わかりました! それは「ノンスタイル井上」だ。どうも、たまです。

 うーん。井上さんには申し訳ないのですが、あんまりうれしくないな。だからといって、相方の石田さんに似ていたらいいかというとそうでもない。ま、おばちゃんといえども、オトメゴコロは複雑です。

 

 さて、先日。

 激務が少しおちついた夫さんと、平日にお休みを取って美術館に行ってきました。

m-caravaggio.jp

 名古屋の美術展はたいてい空いている(ほめてます。ありがたいと思っています。東京・大阪・京都で混雑に閉口したみなさん、ぜひ名古屋を視野に入れてみてください)のです。

 さて、このカラヴァッジョさん。まー破天荒です。でも、描く絵は計算され尽くした劇場型。いや、映画みたいにドラマチック。溢れる才能を持て余して、盗んだバイクで走り出す(たとえですよ)タイプ。ルネサンスを否定しバロック芸術の先端を走る男です。

 多くの作品は壁画などで、日本に持ち込めるようなものではないのですが、それでもいくつもの素晴らしい作品と、カラヴァジェスキ(カラヴァッジョに影響された画家たち)の作品が並んでいます。とても興味深い展示でした。

 ああっ。バレてしまいましたか。

 大丈夫、本日午後イチで動物病院行きですよ。つまり今日こそ、あなたたちが主役です!

 

↓ 病院といっても、体調不良ではなくワクチン接種ですけどね。ということで、「病院がんばれよ」のクリックをお願いします。

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