柿の種を衝動買いしてしまった、たまです。
だってね、美味しそうだったんです、黒七味味
祇園 原了郭さんの黒七味をつかってるんだって! 私昔、原了郭さんの黒七味に惚れ込んじゃった時代があるんです。
人生初めて京都嵐山に行った日。お昼ご飯何を食べようか。いい大人の旅行なのに、修学旅行生がいくようなお土産やさんの二階にあるようなお店じゃなんだしねってことで、白木の美しい、まだ新しい和食屋さんに入ってみました。
そこは鯛豆腐を食べさせてくれるお店。お豆腐の入った鍋に焼いた鯛を入れてぐつぐつするだけという、大変シンプルなお鍋。そこに黒七味をかけるんです。それがまあおいしくって。あまりのおいしさに、黒七味をどこで売っているのか聞いたところ「原了郭」さんのものだと教えてもらったわけです。
その後、あの鯛豆腐がもう一度食べたくて、嵐山を再訪したわけですが、お店は跡形もなく消えておりました。ネットで調べてみたのですが、閉店してしまったっぽいのです。もうあの味は食べられないのか。
そんな思い出の「原了郭 黒七味」味の柿の種を発見したらば、買うしかないでしょ。そいでもって、鯛豆腐だって自作するしかないでしょう。
とはいえもう本物の味は忘れてしまったのよね、ということで適当につくります。
鍋に昆布と日本酒を入れて出汁をとり、きのこ3種とカブとネギを入れる。焼いた鯛のお頭(通常これを鯛あらというか)と豆腐をじゃぶんと入れてことこと。お出汁が金色になったきたら味を見て、塩で味を整える。
適当につくったけれどたいへんおいしゅうございました。
あ、ちなみに肝心の黒七味は我が家にはございませんでした。ということで、ふつうの七味で食す。そうだ、黒七味!もういちどあの柿の種を買おう!
とスーパーへ駆け込んだものの、すでに終売しておりました。残念。
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