女性専用車両に初めて乗ってみた、たまです。
いままでの乗ったことなかったんですよ。なんか、乗りづらくて。
ほら、私別に、若かりし頃もそんなに痴漢に会うタイプでもなくて。美人でもかわいらしいわけでもない。もし痴漢に遭遇したら、ばっちりとっ捕まえて駅員に引き渡しそうな、大人しく引き下がらなさそうな感じで。
実際、犬の散歩をしていたら、警察を名乗るおじさんに「車で話を聞かせて」と言われたのだけれど、「OK。じゃあ、明るくて第三者のいるところで話しましょう」って相手の手首を掴んで、ずんずん駅の改札の方へ引っ張って行ったら、おじさん逃げていっちゃった。
ま、そんなこんなで乗ったことなかったのですよ。そもそもどの路線にもあるわけじゃないし。今となっては生活圏に女性専用車両もないし。で、すっかりそんな車両があるのも忘れて、先日ふと乗り込んだら女性専用車両でしたとさ。
車内は普通に混んでいて。専用車両だからって、特に他と違いがある感じでもなかったです。圧倒的に痴漢をする人が(男女問わずね)悪いんであって。たまたま被害に遭いやすいと言われている学生さんたちが、安心して乗れる電車があるというのは大変良いことだと思うのです。もちろん大人として、そんな守り方しかしてあげられなくてごめんねと思うのは大前提で。
私も、友人が狙われて警察沙汰になったとか、撃退用にシャーペンとか安全ピン持って電車に乗ってたとか、そんな話、いくらでも聞いていたし。「安全ピンはやりすぎでしょ」って、そりゃそうなんだけど、何も嬉しくてそんなことしてるわけじゃないと思うんだよね。故意に人を傷つけるなんて怖いこと、誰だってしたくないもん。でも、そうしなきゃ自分を守れないほど追い込まれちゃってるんなら、そんな悲しいことはないとおもう。ポケットの中に安全ピンを忍ばせている、いざという時には使おうって思っているその心は、電車の中で怯えている間中、ずっと痛いんだろうなと思うから。
私の膝の上でぎゅうぎゅうしながら寝る、平和なてへぺろ兄弟を見ながら、自分の学生時代の頃のこととか、友人のこととかを思い出していました。そして、まだいまも女性専用車両が走っているということは、あのころと変わらない、辛い気持ちの女の子がまだまだいるんだな、と。
ほんと、ごく少数の人だけなんだとおもう、痴漢なんてするの。でも、何年たってもまだなくならないんだなあと、ちょっと悲しい気持ちになったりしてね。
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